カムジャタン

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知り合いがソウルを訪れる、と聞くと必ず勧め、およそ全員がリピーターになる食堂があります。 

韓国で暮らしていた頃、必ず週に一度は、同僚とお昼に通ったトマタリカムジャタン。

大きな鍋に入った骨付きの肉、ほろほろと崩れるじゃがいも、赤く見えるスープは見た目ほど辛すぎず、スプーンを進めるたびに、体の芯から温まっていく。とにかく旨い。

カムジャタンは特別な日に食べる料理ではなく、むしろ「今日は何を食べようか」と考える余裕がないとき、自然と選んでいた味でした。

約6年間の韓国での生活、30人ほどの社員の中で日本人は自分だけで、慣れないことの連続でした。

言葉、習慣、距離感。

一日が終わる頃には、自分でも気づかない疲れが溜まっていることも多くありました。

そんな日々の昼食に、カムジャタンはちょうどよく、黙々と食べてもいいし、多くを語らなくても、「今日はこれでいい」と思わせてくれるような、、満腹感と満足感が成立していました。

韓国での暮らしを終えて、6年。

たまの韓国料理店での外食で、カムジャタンを見かけることはあります。

味も、香りも、よくできている。

それでも、なぜか同じ満足感にはならない。

たぶん、

恋しくなるのは味そのものだけではない。

週のどこかで、同じ顔ぶれで、同じ鍋を囲んでいた時間。

それが、あの料理の記憶に、

静かに重なっているのかもしれない。

今もふと、カムジャタンが食べたくなる。

それはきっと、

あの料理が、

「頑張りすぎなくてもいい日常」を

今もどこかで思い出させてくれるからなのだと思う。

※ トマタリカムジャタン

・ソウル特別市 麻浦区 旧水洞 14

・地下鉄6号線「クァンフンチャン駅」4番出口から約45m

・営業時間:07:00〜(夜は営業終了)

・TEL:02-707-2213

※ 1人用ではなく、大鍋で数人で食べるのがおすすめ。

締めは残ったスープでポックムパプ(焼飯)。

韓国旅行の際は、現地での通信環境も重要です。
安定して使えるWiFiルーターを事前に準備しておくと安心です。
≪韓国WiFi≫

※本記事は、韓国駐在中に実際に体験した内容を基に、現地生活や異文化理解の参考情報としてまとめたものです。

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