Kona

📷思い出

「結局は人対人」 韓国で教えられた仕事の信頼

赴任直後、諸手続きの合間に始まった着任挨拶。主要なお客様への訪問には、必ず会食がありました。酒席では、相手の人となりを知る時間が流れていました。スプーンでご飯を食べていると、お客様が自然におかずを乗せてくれる。お酒は正面を向かずに飲むのが礼...
📷思い出

手書きのお礼状から始まった関係

韓国で働き始めた頃、会社には日本語から韓国語への翻訳を担当するパート社員の方がいました。商品説明書やパンフレットなど、細かなニュアンスが求められる仕事を、長年支えてくれていた方です。私は日本にいた頃から、面談をしたお客様には手書きのお礼状を...
📷思い出

韓国での暮らしは、こんな偶然から始まった

海外で暮らすということは、語学や文化に慣れる以前に、自分の「暮らし方そのもの」を問い直される時間でもありました。韓国で過ごした6年間は、決して特別な毎日の連続ではありません。仕事をして、食事をして、疲れて帰る。そんなごく普通の生活の中で、少...
📷思い出

兄(ヒョン)

「ヒョン」と呼ぶのは、簡単なことではなかった。年上の男性をそう呼ぶには、年齢差だけでは足りない。仕事や立場を超えた関係があって、何より、こちらが自然にそう呼びたいと思えることが前提だった。韓国で暮らしていた頃、私には「ヒョン」と呼んでいた人...
📷思い出

『食口(しっく)』という言葉を、後になって思い出す

その言葉を聞いたのは、いつもの昼のカムジャタンだった。特別な話をしていたわけではない。仕事の合間の、取りとめのない会話の流れで、同僚の一人がふと口にした。「私たちは食口ですよ」食口(しっく)。同じ釜の飯を食べる人。生まれた国は違っても、家族...
📷思い出

カムジャタン

知り合いがソウルを訪れる、と聞くと必ず勧め、およそ全員がリピーターになる食堂があります。 韓国で暮らしていた頃、必ず週に一度は、同僚とお昼に通ったトマタリカムジャタン。大きな鍋に入った骨付きの肉、ほろほろと崩れるじゃがいも、赤く見えるスープ...